みずの整骨院はどんな治療をするところですか? エピソード3
みなさんこんにちはいつもみずの整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。
今回は治療前後に行う身体の動きや姿勢チェックについて説明していきます。治療前に実施する検査は
1:鏡を使用しての姿勢チェック
2:ベッド上で行う姿勢チェック
になります。
1:鏡を使用しての姿勢チェック
この検査では体の軸が縦と横で揃っているかを確認していきます。
人間の身体は正常であれば左右のバランスは揃っています、
上から下に向けて中心軸に線を引いた場合、きれいに中心を通る線が正常と言えます。
次に鏡の横線を軸にして身体の左右の高さを確認していきます。
正常であれば体の左右の高さ(肘、肩、耳、口、目じり、眉、など)は揃っています。
普段自分の姿勢をまじまじと見つめる事は少ないと思いますが、改めて基準となる物(今回で言えば鏡の基準線)と比べてみるとその違いはハッキリと分かります。
2:ベッドで行う検査
正常な身体は上向きで寝ても下向きで寝ても基本的には水平な状態が保たれています。しかし、痛みが続いている方や姿勢が悪いと感じている方は体の場所によって高さが違っています。
よくあるパターンはうつ伏せに寝たときに背中やお尻が左右どちらかだけせりあがっている状態です。このような方は普段から脚を組んで椅子に座っていたり、決まった向きでしか眠れないというような姿勢をされていることが多いです。
この検査では体の柔軟性や、バランス、筋力などを診ていきますが、メインとして診ているのは神経の機能です。
大まかにいえば人間の身体は神経がコントロールしています。
神経の状態が安定していないと、体は協調性を失ったり、意識が強いエリアを使いがちになります。それが姿勢に現れてくるのです。
姿勢を見るという事は神経の機能を見ている、という事になります。
一般的な治療を始める前は痛みや組織の損傷程度を確認することがほとんどだと思いますが、姿勢を変えていく治療をする場合は神経の機能を評価することが何よりも大切です。
治療を始めたばかりの患者さんの中には
「早く体を診て欲しい」「痛みがある場所を触って欲しい」
と思われる方が多くおられます。
しかし、姿勢を診ていく場合にはこちらはその要望をほとんど受け付けません。
痛みが長引いているのは他に原因が存在しているからであり、根本的な所を治療すれば痛みは自然と治まっていくはずだからです。
この考え方は少々難しく感じられますが、実際に治療を受けられた方のほとんどは、痛み以外の場所から始めて、最終的には痛みは取れている事が多いです。
検査は治療と同じくらい大切なものであり、検査によって治療の内容や触る場所、触ってはいけない場所が決定されていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。