治療日記 13 慢性頭痛は身体からのサイン 

2023.10.20 カテゴリー:

みなさんこんにちはいつもみずの整骨院のホームページを見て頂きありがとうございます。

今回は頭痛についてお話していきます。

国際頭痛分類第3版の大分類によると

一次性頭痛と二次性頭痛に分類されます。

一次性頭痛とは
病気が原因ではなく頭痛そのものが頻繁に出現し、慢性化している状態の事であり
片頭痛や緊張型頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛などです。

二次性頭痛とは
頭部外傷、感染症、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、くも膜下出血などの脳や頭部の病気の症状として現れてくるものがあります。

当院においても、頭痛持ちの方が多く来院されていますが、そのほとんどの方が原因が特定しにくい以前から続いている頭痛です。
・起床時に頭痛が起こる場合
・気温の変化が大きいときにおこる頭痛
・季節の変わり目に起こる頭痛
・パソコンなどの画面を見すぎる場合
・嫌な事があり気分が落ち込んでいるとき
・女性の生理周期によるもの       など

患者さん個人によって頭痛がおこる時は様々ですが、それぞれに自分なりの対処法をお持ちです。
基本的には市販の頭痛薬を持ち歩き、症状が出始めたら飲む人が多いです。
また、頭痛が起こる前に事前に飲んでおく方も見られます。
睡眠不足の状態で頭痛が出る方は、いつもより早めに寝る事で症状が出る事を未然に防いでいます。

原因がはっきりしない場合の頭痛は自分の生活習慣や身体のコンディションに大きく左右される方が多いような気がします。
当院でも既往歴に片頭痛がある方は多くいらっしゃいますが、継続的な治療をして心身ともに安定してくると頭痛の発生頻度は減ってきます。
特に20代~40代の方は薬の使用頻度を減らすことが出来ています。

問診の際にどのような薬を飲まれているのかを伺い、精神的な状態でどうしても薬が手放せない方を除けば、多くの方に薬を減らすように指導させてもらっています。
一部の方はお守りのような感覚で薬を持ち歩いていますが、なるべく薬に頼らない生活を心掛けるようにアドバイスもさせてもらっています。
人間の身体にはそもそも痛みやケガを自分で治す能力が備わっています。
その力が十分に発揮できれば、体は正常に機能するはずです。

慢性頭痛をお持ちの患者さんの中には何となく自分の不調原因に気づいている方もいますが、これといって何かを変えるための行動を取っていない方が多くいらっしゃいます。
基本は食事・睡眠・排泄・運動です。
自分がおろそかにしている所があれば、まずはそれを改めるべきです。
他人事のように思わないで、まずは出来る事から始めていけば少しづつです体は変化していくと思います。
その先に痛みを感じる頻度や薬を使用する場面が減ってくるはずです。

慢性頭痛には完全に痛みを治す治療法は存在しません。
自分で変えられる範囲で生活習慣を改めたり、過度な薬への依存を減らしていきましょう。
当院の治療もそれを手助けすることが出来ます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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