産前産後の姿勢を維持するための健康セミナー

2019.11.21 カテゴリー:

みなさん、こんにちは
11月に入り寒い日も増えてきましたね。風邪をひかないようにうがい・手洗いを徹底してくださいね。

さて、今月は出産間近のファミリーが健康セミナーにご参加頂きました。
テーマは「産前産後の姿勢作りを大切にして家族の健康寿命を伸ばしましょう!」でした。

産前産後で女性の体形はとても変わりやすいです。

特に妊娠後期になるとお腹も大きくなり、そのせいで腰部に負担がかかりやすい姿勢になります。
夜にしっかりとした睡眠もとることが出来なくなるので、寝不足で体調を崩される方も多いと思います。

しかし、それは赤ちゃんが成長してくれている証拠です。

赤ちゃんは約300日をお母さんのおなかの中で過ごします。
その時にお母さんのお腹の中が極端に狭い空間だったり(極端な体重増加)、栄養状態が悪かったり(過度な糖質や脂質)、また刺激物(タバコ・アルコール)を好んで摂取していると、それがそのまま赤ちゃんの成長に影響してしまいます。

お母さんの身体の状態=胎児の状態

なので、お母さんが身体や気分を健やかに過ごすためには家族の協力が必要です。
ただでさえ胎児が気になるお母さんは、自分の事は後回しになってしまいがちです。
しかし、自分の状態がそのままお腹の赤ちゃんの状態であるという事に気づいてもらえば、体調や気分を整える事は必要不可欠です。

妊娠時の過ごし方を夫婦が理解する これが大切!

 

産前に気を付ける生活習慣は
・急激な体重増加をしないために食事をコントロール
・適度に運動して代謝を高めておく
・ストレスを溜めないよう、好きな事をする時間を作る
・色々調べすぎてマイナス感情にならない
・夫にいろいろ手伝ってもらい、意識を共有する

産後はよく「骨盤がずれてくる」という方がみえます。
それもそのはず、出産時には股下の恥骨結合という関節部分が開いてしまうので(そうじゃないと赤ちゃんの頭が出てきません)産後はその修復が行われる期間でもあります。
そして産後は生まれた赤ちゃんの事でやることが一杯なので(ほんとに大変ですよね・・)自分の身体の事はさらに後回しになってしまいます。

まずは出来る事から始めてください。
こまめに体を動かす時間を作りましょう。長くなくていいです。
5-10分でもいいです。
動いている事で体中に血液や酸素が回り、体が温かくなってきます。
特に脚には大きな筋肉がついているのでそこを動かしていきましょう。
ふくらはぎや太ももを刺激すると体がポカポカしてきます。

産後に気を付ける事は
・長時間の座位保持は控え、体を動かす
・骨盤部のねじれが強くなるので脚は組まない
・つま先立ちやしゃがみ動作を繰り返す

・徐々にお腹周りや背中の筋肉を動かす
(仰向けでおへそをのぞき込んだり、四つん這いで腕や脚をあげる動作)
・家族みんなの力を借りて育児を行い、過度なストレスを溜めない

セミナーでは、現在の自分の姿勢などをチェックしてもらいました。

思っている以上に猫背であったり、体の中心からズレた位置に座っていたり、
無意識に脚を組んでいたり・・

指摘されると「なるほど!」と思うことが多いのですが、普段はまったく意識していないことが多いです。

立位時の首の角度が、寝たときの理想的なポジションとなります

 

鏡の前で重心チェック

 

ベット上では重心の乗り方や腕の筋力の入り方など、人間が生活するうえで欠かせない機能を一緒に確認しながら進めていきました。

両足がうまく体重を支えているかのチェック
腕の筋力と同時に神経の働きも見ています

 

 

 

 

夫婦が姿勢チェックをしている間は子供たちは隣のスペースで遊んでいました。
五感をフルに使って遊ぶことはこの時期の子供たちには必要な事です。
おりこうさんでしたね(^^♪

折り紙や色鉛筆でお絵かきタイム
共同作業も大切ですよね(^^)/

 

 

 

 

ファミリーの方からは
「これからの健康を考える上で大変いい経験が出来ました」
「健康寿命は自分たちで作っていかないといけない」
「姿勢が悪いことで体に不調が出てくることが分かりました」

といった、素敵なコメントを頂きました。

前向きな考え方になることが出来てよかったです。

ご参加頂きましたご家族の皆様、ありがとうございました。
来年の1月に出産予定なので、残りの時間を家族と大切に過ごして、元気な赤ちゃんを産んでくださいね(^_-)-☆

ご参加頂きまして、ありがとうございました!

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
次の投稿も楽しみにしていてくださいね!

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