空腹時間を作ることで体を元気にさせる
みなさんこんにちは、いつもみずの整骨院のブログを見て頂き誠にありがとうございます。
今回は”空腹時間を作ることで体を元気にさせる”をテーマに、体の不調と食事の関係について分かりやすく簡単にお話させて頂きます。
現代人の食事は一日に3食が基本となっていますが、長い人類の歴史において当たり前に3食が食べられるようになったのはごく最近(と言っても江戸中期1600年代中頃以降)の事です。
当時の人の生活は朝日の出とともに起きて仕事をして、日没とともに寝るという、ごくシンプルな生活でした。ほとんどの方が外で身体を動かすといった農業の仕事に従事しており、活動量は今の数倍以上はあったと思われます。
現在は24時間型の社会となり、昼夜を問わず仕事をしたり、食事をする機会が多くなってきました。日中の活動量は減っているのに、食事は間食まで含めて3~4回ほど食べている人も少なくありません。
その結果、食事をとりすぎる事での問題が多く出てきました。
肥満や糖尿病、高血圧・心臓の病気、ガンなどいわゆる生活習慣が原因となる疾病にかかる人が増加してきました。
その理由としてはエネルギーの消費量は減っているのに、供給量は増えている事が挙げられます。
一日3食が当たり前になってしまった結果、その習慣として私たちの脳はお腹が減っていなくても「食べる時間だからとにかく食べなければ」と思い込んで食べてしまっているのです。
現代人の仕事が徐々に体を動かさなくなっている事で、消費されるカロリーは少なくなってきています。
一部の肉体労働者を除き時間通りに3食きっちり食べる事は、胃腸などの消化器官への負担が大きくなっています。
食事をとりすぎる事でのマイナス面が出てきているのです。
一方で身体の成長が続いている子供や乳幼児にはバランスの取れた食事をとらせなくてはいけません。子供の消化器は体の比率からいうと少し小さく、一度に多くの食べ物を消化できないため、間食などのこまめな食事が必要です。
「現代人には空腹の時間が必要」
食べ過ぎている状態は胃腸を疲れさせます。人間の消化リズムはだいたい16時間程度と言われています。
食べ物が食道から大腸まで行きつくのに、個人差はありますが約16時間が必要なのです。つまり、朝から夕方にかけて12~14時間のうちに3回食べるという事は、胃や腸の中で食べ物の渋滞が起こってるのです。
この腸内で起こる渋滞が原因で善玉菌と悪玉菌のバランスを崩してしまいます。
腸内フローラという言葉が最近になって注目され始めましたが、これは腸内の細菌バランスの事であり、平常時はうまくお互いに影響しあって善玉菌の割合を増やしています。
しかし、次々と食べ物が入ってくると消化されないものを餌にして悪玉菌が増えて、特有のガスを発生させているといわれております。
これが増えてくると、お腹の張りが強くなったり、ガスが多くなってきます。
腸内に排せつ物が長時間とどまることで、様々な不調が出てきます。
腹痛や便秘、気持ち悪さ、体のだるさ、倦怠感、などです。
「きちんと3食にこだわらなくていい」
身体の消化吸収を助けるためには、空腹の時間を作り、胃腸や消化酵素を出す消化器官を休める事が必要です。
腸内の渋滞を解消させることで新たな栄養素を効率よく吸収することができるようになります。
朝食とお昼を兼用にしても良いですし、夜が遅くなるようであれば無理をして食べないで翌朝にしっかりとした食事をとっても良いと思います。
時間が来たから食べなきゃいけない、というのは脳が習慣によって信号を出している状態です。いわば思い込みの様なものです。
時間通りに食べる時もあって良いと思いますが、消化器官が受け入れできない時は無理に食べる必要はありません。
「食事を減らすと色々な変化があらわれてきます」
個人差はありますが、
・夜を控える事で、ぐっすりと朝まで眠れるようになる
・お腹周りに力が入るようになる
・げっぷやガスが減る
・便通が安定してくる
・五感が敏感になってくる
・2回食にすることで、食事が待ち遠しくなる など
とにかく体と心がすっきりして、体が軽くなる感覚だそうです。
(一食抜いても体重はそれほど激減はしません( ^ω^)・・・)
日頃から時間通りに食事をしていると自然と食べ過ぎてしまう事がありますが、
人間の身体は少し空腹状態があった方が、心身ともにうまく機能するのではないかと思います。
みなさんも身体の疲れや不調が続いているときは、主食を抜いてみたり、休みの日は2食にしてみたりと、胃腸への負担を減らしてみてください。
身体本来のリズムが戻ってくるはずです。
この話がみなさんの健康の助けになればうれしいです(#^.^#)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました♪