治療後に身体が良くなっていく人・いかない人の違いは?

2022.03.15 カテゴリー:

いつもみずの整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。

今回は今まで治療をさせて頂いた経験から、良くなっていく方とそうでない方の違いを分かりやすく説明させて頂きます。
結論から申し上げると良くなっていく人の共通点は

  1. 睡眠状態が良い
  2. 運動を適度にしている
  3. 食事に気を付けている
  4. 排泄がスムーズにできている
  5. 気持ちや心が穏やか

という事が挙げられます。

・睡眠状態が良いという事は
治療後によく眠れるという人は、体がしっかりとおやすみモードに切り替わっていると断言できます。
治療は自律神経の中の副交感神経を刺激するので、よほどのことがない限り体は自然とリラックスモードになります。
寝つきも良く、途中で起きる事も少ないです。
こういう方は体がしっかりと休まり、疲労回復や組織の修復も進みます。

・運動を適度にしている
治療を繰り返していくと、体は自然と動くようになっていきます。
適度な運動は交感神経を刺激して体の深部体温を上げます。日中に外で太陽を浴びて適度に紫外線を受ける事でさらに夜の睡眠がスムーズに行われます。
20-30分程度のウォーキングをするだけでも効果的です。
あまり運動強度の高いものはお勧めしません(ウエイトトレーニング等)
慣れていないと疲労が残りやすく、ケガの原因になりかねません。

・食事に気を付けている
基本的にバランスが取れている事が大切ですが、量より質にこだわりたいですね。
身体は栄養を吸収する時に体内の消化酵素を消費します。
食べているのに、消費しているのです・・(不思議な現象ですね)
つまりどんな食材で栄養を摂るかが重要になってきます。
出来れば生の野菜、果物、発酵食品、お米、魚介類などをバランスよく摂ることで、消化酵素を補いながら、体に栄養をいきわたらせることが出来ます。
また、ゆっくり咀嚼して一回に30回ぐらい噛むことで唾液と混ざり、胃腸での消化を助けてくれます。
間食(身体が作られる時期は必要)や夜遅い時間(寝る3時間前)に食べる事は控え、腹6-8分目を心掛けましょう。
週1回程度のプチ断食(一食減らす日を作る)も身体を整えるためにオススメです。

・排泄がスムーズに出来ている
普段便秘気味の方は排泄(大便)がいつもよりしっかり出たと言われます。
胃や腸の動きは副交感神経が優位になるとより活発に働きます。
治療を継続していると自然と排泄リズムが安定してきて、大体決まった時間にトイレに行く事が増えてきます。
当然食事に気を付け、適度に運動することも排泄を助ける要因になりますが、より安定してきます。
また、夜のうちに体内に溜まった老廃物を(目やにや鼻くそ、汗、尿)朝に出すことで、体は良い状態でスタートすることが出来ます。
人間の頭や身体は朝が最高の状態になっています。

・気持ちや心が穏やか
患者さんの中には痛みが100%取れていないと、治っていない!
と思われている方がよくいらっしゃいます。
こういった方はまず完治しずらいです。
逆に痛みが半分ぐらい取れている事を素直に喜べる人は、すぐに良くなってきます。
完璧主義や粗探しをしてしまう方は、体が良い方向に向かっている事に気づけない人でもあります。
「痛み」は体が出している「サイン」です。
異常があるからそれを教えてくれているのです。
そしてそのサインを感じる事で、人間は本来自身に備わっている自然治癒の力を使ってそれを治そうとし始めます。
痛みが減少していたり、痛む場所が変わっているのは、今まさに治している最中だからです。
そのことを素直に喜べない方は、とても残念です。
自分に余裕が無かったり、自己嫌悪に陥ったり、ネガティブな発言を繰り返していると体も心も良い方向には向いてくれません。
少しでも良くなったらそれを素直に喜んで、自分の身体に感謝するぐらいのメンタリティーを持たないと、いつまでたっても同じことを繰り返してしまいます。

すぐに良くなる人は、たいていポジティブです。
困難な状況でも周りに感謝したり、自分自身を大切にしています。
言葉一つ、考え方一つで自分をうまくコントロールすることが出来ます。
まずは気持ちを楽にもって、笑顔を作ったり、感謝の言葉を述べてみましょう。
身体もそれにこたえてくれるはずです。

ざっとこんな感じです!

治療は治すためのきっかけを作ることです。
治していくのはその人自身の力です。
治す力を高めるために、睡眠・食事・運動・排泄・心持が必要です。

こういった記事を読むことでみなさんの治療に対する考え方がより良いものになる事を期待しています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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