炭水化物は冷まして食べると効果的

2022.03.03 カテゴリー:

みなさんこんにちは、いつもみずの整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。

ここ最近食事の時間が遅くなり、食べてからすぐに寝てしまうという生活が続いていました。
夕方以降に謎の腹痛みたいなものに襲われることが度々あり、体調面で少し不安が出てきました。
毎日の食事には気を付けているつもりでしたが、自分では気付かないところでどこかに無理が出ていたのでしょうか。
体は正直なものです。

そこで、食べ方や食べるタイミングをもう少し見直そうといろいろ調べていき、普段食べているご飯に注目してみました。

今回は炭水化物は冷やして食べると体にとって良いというお話をさせて頂きます。

私たち日本人は長年ご飯を食べて生きてきました。
しかし、近年は糖質制限ダイエットがブームとなり糖質を含んだご飯がダイエットの大敵となってしまいました。

あたかも糖質(炭水化物)そのものが体に悪いものとみなされているような風潮がありますが、それは偏見です。

炭水化物はそれそのものは体に悪いものではなく、人間の三大栄養素の内の一つであり必ず必要なものです。
しかし、摂取する量を間違えると体に大きな影響を与える栄養素でもあります。
炭水化物が体のエネルギーになるのはご存じかと思いますが、単純に炭水化物=糖質という関係ではなく炭水化物の中には大切な食物繊維という栄養素も含まれているのです。

そしてその食物繊維をたくさん含んだ炭水化物がお米(ごはん)なのです。
日本人の平均的な食物繊維の摂取量は約14グラムと言われております。
その10%を占める量をお米で摂取しているのです。
摂取目安量は18~21グラムです。)

近年は野菜やたんぱく質を中心に摂る方が増えてきました。
そういった食事は食物繊維が取れそうな感じですが、実は全体的に不足している状態なのです。
その理由はご飯を制限しているからだと考えられます。
そこから得られる食物繊維の量が足りていないという事です。

健康的な身体を目指すには腸を元気にする。
昨今話題になっている「腸活」というキーワードです。
腸はいろいろな食物を必要としますが、その中でも食物繊維や食物酵素といったものを好みます。
繊維質の多い食事をとることで腸内の菌バランスがうまく整えられていきます。

そのためには野菜のほかに「ごはんを食べる」事が必要になってくるのです。
そしてそのご飯(炭水化物)は冷やすことでさらに食物繊維の量が増えていくのです。
これをレジスタントスターチと呼びます。
難消化性でんぷんという意味ですが、簡単に言うと腸内で簡単に消化されにくいでんぷんという意味だそうです。
消化されにくいという事は体に良くないのでは?と思うかもしれませんが、実は食物繊維を腸の出口、直腸まで届ける事は通常の状態では難しいと言われています。

しかし、レジスタントスターチであれば腸内をくまなく掃除しながら腸内細菌に栄養を与え、腸を隅から隅まで元気にすることが出来ると言われております。
このレジスタントスターチはご飯やうどん、ジャガイモや豆類などの炭水化物に含まれていますが、面白い特徴があります。

それは「冷ますと増える」という事です。
例えば炊き立てのご飯よりも冷ましたご飯の方が約1.6倍もレジスタントスターチの量が増えます。
ポイントは炊いた後は常温で1時間置いておくだけです。
すぐに冷凍庫を使って冷ましてしまうと増加率は下がるそうです。

なので炊いたご飯を常温で1時間冷ましてから冷凍保存、ないしお弁当などに入れてあげるといいと思います。
ジャガイモはポテトサラダなどにして冷やして食べられる状態にしておくと効率よく摂取できます。うどんやパスタなども冷やして食べるメニューがお勧めです(冬場はどうしても温かいものが欲しくなりますが・・)

普段何気なく食べているお米ですが、個人的には温かいほうが好きです。
しかし、冷やしてもメリットがあるという事は今回初めて知りました。
家電製品が出来るまでは日本人は冷たいご飯を食べていました、そのおかげかは分かりませんが腸内の環境はよかったのでしょう。
今一度ご飯、炭水化物を見直すいい機会となるかもしれません。
食べ過ぎに注意してこれからもお米を大事にしていきましょう

今回は笹岡誠一著「炭水化物は冷まして食べなさい」を参考に一部抜粋と自分の考えを織り交ぜて構成致しました。
みなさんの健康のアンテナが高くなり、自分で考え行動する人が増えてくれることを期待したいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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