みずの整骨院はどんな治療をするところですか? エピソード2

2022.06.17 カテゴリー:

みなさんこんにちはいつもみずの整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。

今回は当院の治療内容について治療前後の検査についてお話していきます。

当院の治療は自然治癒力を高める事です。
それを助けてくれているのが自律神経の働きです。

自律神経とは普段意識していない時でも、常に体を一定の状態に保ってくれる働きをしてくれる神経です。
大きく分けて交感神経と副交感神経があります。
交感神経は主に活動時に働く神経で、日中の活動をコントロールしてくれています。
一方副交感神経は休息時に働く神経で、夜に体を休める時に働いてくれています。

当院の治療はこの自律神経を整える事を基本としております。
よって治療前後で神経の変化がどのように表れたのかを示すことが必要になってきます。
患者さん本位の気持ちや感じ方というのは客観性に欠ける事があります。
楽にはなったけど体の中はまだ変化していない場合もあります。(その逆もあります)

背骨の温度を計測する
人間の背骨はいくつも重なり合って中に空洞の構造を作っています。
その中に脊髄といった神経の管を入れています。
周りには筋肉や靭帯、血管や汗腺などが層になっており、体の機能を維持してくれています。
自律神経は血流をコントロールしており、活動時には心臓を早く収縮させ血流を増やします。すると血流が増えた背中の部分の温度がわずかに上昇します。
普段から安定した状態を維持できている場合は背中の温度は一定ですが、その周りに炎症反応や組織の変性があると温度は極端に上がったり、下がったりします。

お尻から後頭骨までの温度を計測していきます。体表面の赤外線を感知しています。

背中の温度のパターンを確認する
普段から痛みがなく食事や運動、排泄のサイクルが安定している人の背中の温度はほとんど温度差がありません。
しかし、体のどこかに痛みがあったり生活習慣が乱れている人の背中の温度には高い所や低い所が存在します。
治療前に仙骨から頭の後頭骨までの温度を計測し、それをグラフ化させたものを確認すると体内の状態が分かります。
極端にグラフの波形が乱れている場合は自律神経や内臓疾患、局所の炎症を疑います。

グラフ下部が仙骨付近で中部が背中、上部が首、後頭部の温度を表しています。グラフが20付近(首)で左に大きく傾いている事が分かります。

 

治療後にグラフのパターン変化を確認する
背中の温度は血流が変化することで変わります。その血流は自律神経によってコントロールされています。
よって背中の温度が変化したという事は神経の状態が改善した、問題の箇所が取り除かれたと考えられます。
ほとんどの場合は治療後にグラフの波形が整ってくることが多いです(大きな傾きがなくなり直線に近い状態になります。)
低い状態の箇所が高くなったり、高い箇所が低くなったりします。
身体の状態が整っていると温度のばらつきがなくなり、どこを計測しても同じような温度になってきます。

全体的にグラフが中心に近づいています。20付近の大きな波形が中心へと変化しています。グラフが右に移動すると温度が高くなっている事を表しています。

毎回計測することで治療の精度が上がる
たかが検査ですがされど検査です。
どれだけ治療に時間をかけても検査で良い変化が出ていなければ、治療の意味がありません。正しい検査が出来ていれば、わずかなアプローチでも違いははっきりと分かります。
それだけ人の身体は繊細であり、わずかな刺激でも身体を良くしたり、逆に悪くもします。
当院は出来るだけ患者さんへの負担を減らして、効果の高い治療を目指しています。
時間の長い治療や過剰な刺激量はかえって身体を壊してしまいます。
昔から治療においては治療3検査7という言葉が言われ続けているように、検査を大事にすることがその治療の効果や結果を分かりやすくしてくれるのです。

次回は治療前の身体の動きや姿勢チェックについてお話していきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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