長時間座っている事が疲れやすい体にしている

2025.12.24 カテゴリー:

皆さんこんにちはいつもみずの整骨院のホームページを見て頂きありがとうございます。

今回は座っているだけで体が疲れてしまう、何もしていなくても身体がだるい、立ち上がる際に腰や膝が痛くなる・・
という方達に向けたお話になります。ご興味のある方はこのまま読み進めてみて下さい。
改めまして、みずの整骨院は背骨と神経の状態を整える事で人間に備わった自然治癒の働きを高める治療を中心に行っています。
最近は全身の運動を促すことで、さらなる機能回復やパフォーマンスアップを期待することが出来るようになってきました。
ぜひ、さかのぼってブログの内容を確認して、興味があればご連絡下さい。

さて日本人は世界で一番座っている時間が長いと言われています。
世界20か国で比べてみると日本人の座位時間が最も長いという研究結果が出ています。
座りすぎは各国共通の課題、どの国でもデスクワーカーは座りすぎている
Bauman et al .AM J Prev  Med 2011

健康を維持するためには運動やダイエットは大切ですが、より手軽に出来る事があります。それは座りっぱなしを避け、立ち上がる事です。
座る時間が長いと身体活動が減り、特に姿勢を維持させる抗重力筋や下肢の筋肉が萎縮していきます。
また血流が滞ることで、冷えや内臓の調子が悪くなっていきます。
結果的に精神的な状態を悪くさせ、人によってはうつや不安を抱えやすくなる場合もあります。

立ち上がって動く事のメリットは多くあり、身体的な活動量を増やすだけでなく物事へのやる気や気分が高まる事が期待できます。
動くことで脳内の側坐核といった場所が興奮することで人間の行動意欲や、やる気が高まっていきます。

その為にまず取り組んで欲しい事は30分以上座り続けないという事です。
長野県にある自治体の会合では会議中に30分経過したら、みんなで立ち上がり、少し体を動かすという事が習慣になっているそうです。
自分だけ立ち上がるのは恥ずかしいかもしれませんが、全員が一緒にやれば自然と習慣化できると思います。

座位姿勢から立ち上がると、血流が全身に回り始め、肩や腰の緊張が緩んでいきます。さらに、すこし周りを歩くだけで血圧が低下し循環器への負担も軽減されていきます。
慢性腰痛の方は動かない時間(不動状態)が長い傾向にあるので、座位時間を上手くコントロールするだけでも痛みを軽減させることが出来ます。

WHOや各国のガイドラインには

・座位時間を一日8時間以下にする

・仕事以外でのPC、スマホやスクリーンタイムを3時間以下にする
・座位が続いたら頻繁に立ち上がる

この3点を守るように注意を呼び掛けています。

また座り方にも問題がある場合が多いので注意点として挙げておきます。

・脚を組んで座らない
・椅子の先にお尻をつけて、背もたれにもたれかからない
・足底を床や地面にしっかりと付ける
・身体が沈み込むようなソファーには座らない
・パイプ椅子のような座面が固い椅子は避ける

身体にとって良い習慣を作って下さい。
座り方一つで体へのストレスが変わっていきます。
出来れば負担の少ない座り方を身に付けて下さい。
自分で気付いて治すことが望ましいですが、出来ない場合は家族や友人、職場の人に注意してもらえると良いですね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ページトップへ