強いマッサージを受けると体はどう変化していくか?
【ボディマップ第6弾】
強いマッサージを受けると体はどう変化していくか?
「強いマッサージを受けないと効いた気がしない」 「年々、どんどん強く叩いてもらわないと満足できなくなってきた」
そんな経験はありませんか?
実は、「痛気持ちいい〜強い刺激」を受け続けると、体や脳の中では恐ろしいループが始まっている可能性があります。
皆さんこんにちは、いつもみずの整骨院のブログを見ていただきありがとうございます。
今回は、脳の中にある「ボディマップ」の観点と、「筋肉・関節への影響」という2つの視点から、強もみ・長時間のマッサージが体にどんな変化をもたらすのかを分かりやすく解説します!
1. 脳の中で起こる変化:「ボディマップ」がボケてしまう?
私たちの脳には、頭から足の先まで「自分の体が今どんな状態か」を把握するための地図が存在します。これが「ボディマップ(身体表現)」です。
脳はこのマップを頼りに、「いま肩がこれくらい凝っている」「この筋肉をこれくらい動かそう」と正確にコントロールしています。
しかし、強すぎるマッサージ(強い刺激・痛み)を受け続けると、脳の中では次のような変化が起こります。
-
刺激の過剰入力で「地図」がバグる
強い刺激がバンバン脳に送られると、脳の感覚センサーが処理しきれなくなり、ボディマップの「肩」や「腰」のエリアが曖昧(ぼやけた状態)になってしまいます。 -
痛みのセンサーが麻痺する(鈍感になる)
強刺激に慣れてしまうと、脳は「これくらいの強さじゃないと刺激として受け取らない」と鈍感になっていきます。これが「どんどん強い刺激を求めてしまう」理由です。 -
脳が「異常事態」と判断してさらに硬くする
強い刺激は、脳にとって「攻撃」と同じです。脳は体を守ろうとして、逆に「もっと筋肉を固めてガードしろ!」と命令を出してしまいます。
結果として、「ほぐしているつもりなのに、脳の命令によってどんどんコリが根深くなる」という悪循環に陥ってしまうのです。
2. 筋肉や関節への影響:強くて長いマッサージを続けるとどうなる?
「脳の変化」だけでなく、実際に刺激を受けている筋肉や関節にも大きなダメージが蓄積していきます。
① 筋肉が「かまぼこ」のように硬く線維化する
筋肉は細い筋繊維が束になってできています。強いマッサージでギュウギュウ押されると、この筋繊維がプチプチと潰れて微細な損傷を起こします。 これが繰り返されると、傷ついた筋肉は修復する際に「カチカチの組織(瘢痕組織・線維化)」に変化します。柔らかい肉が、硬い「かまぼこ」や「ゴム」のようになってしまい、結果として血流がさらに悪く硬い筋肉になってしまいます。
② 関節の受け皿(受容器)が壊れ、姿勢・バランスが崩れる
関節の周りには「今、関節がどの角度にあるか」を感知するセンサ―(受容器)がたくさんあります。 強い力でぐいぐい押されたり、無理に力任せに伸ばされたりすると、このセンサーや関節を支える靭帯や関節包(かんせつほう)が伸びきってしまいます。すると、関節の安定感が失われ、姿勢を保つのが難しくなったり、骨盤や背骨のゆがみが悪化したりする原因になります。
まとめ:本当に必要なのは「脳が安心して緩む刺激」
強いマッサージを受けると、その瞬間は「効いた!」という満足感(脳内麻薬のような一時的なスッキリ感)が得られます。
ですが、実際には…
-
脳のボディマップがボケて、感覚が麻痺する
-
防衛反応で筋肉がさらに固まる
-
筋繊維が潰れてカチカチに線維化する
という「コリの負のスパイラル」にはまり込んでしまいます。
体に本当に必要なのは、体を痛めつける強刺激ではなく、「脳が『安全だ』と認識して、自ら筋肉を緩めるような適切な刺激」です。
その為には強い刺激ではなく、やさしい・適度なリズムでの刺激が必要になります。
当院では専用の治療器を使う事で常に体が必要とする刺激量で治療しています。
また、脳神経を使う運動を取り入れる事で、脳と体を同期させ、その人の最適な動作を作り出すことをしています。
その際も強い負荷や汗が出るような体が疲れる運動ではなく、脳を上手く使う事で「頭が疲れる」運動を促しています。
「もみほぐしてもすぐに戻ってしまう」
「年々強い刺激じゃないと満足できない」
「長く揉んでもらわないと良くなった気がしない」
このような状況にある方はすでに脳と体がうまく機能していない状態になっています。
そのような状態から抜け出したい方はぜひ一度ご相談ください。
何とか力になれると思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


