調子が悪くなるのはいつも決まって右半身?左半身?
みなさんこんにちはいつもみずの整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。
「肩こりや腰痛、ケガをするのがいつも決まって右側(または左側)ばかり…」 そんなお悩みを感じたことはありませんか?
実はこれ、単なる偶然や癖だけではなく、脳の中にある「ボディマップ」のズレが深く関係しているかもしれません。
今回は「ボディマップ解説シリーズ第7弾」として、なぜ同じ側ばかり調子が悪くなるのかそのメカニズムと対処法をわかりやすく解説します!
①なぜ片側ばかり不調が起きるの?
私たちの脳には、自分の体の大きさ・形・動きを把握するための「体の設計図(ボディマップ)」が存在しています。
本来なら、脳はこのマップをもとに左右バランスよく体に指令を出しています。しかし、過去のケガ、姿勢のクセ、繰り返しの動作などによって、脳内のボディマップに「左右のズレ」や「モヤモヤ(認識のぼやけ)」が生じることがあります。
マップがずれると、脳は次のような状態に陥ります。
1. 脳が「正しく使えている」と勘違いする
たとえば、右側のボディマップがボヤけていると、脳は右側の正確な位置や動きを把握できません。そのため、本人は真っ直ぐ立っているつもりでも、知らず知らずのうちに右側へ過剰な負担をかけ続けてしまいます。
2. 代償動作(かばう動き)が定着する
過去に左足を捻挫したとします。痛み自体は消えても、脳のマップ上で「左足=かばうべき場所」として記憶が残ってしまうと、無意識に右半身ばかりに体重を乗せて動くようになります。その結果、数年後に「なぜか右腰や右膝ばかり痛む」という現象が起きるのです。
②PMRF(橋・延髄網様体)が上手く機能していない
鍵を握る脳の司令塔「PMRF(橋・延髄網様体)」
私たちが無意識に「まっすぐ立つ」「体を安定させる」「痛みを和らげる」ことができるのは、脳幹にあるPMRF(橋延髄網様体)という神経の働きのおかげです。
ちょっと難しそうな名前ですが、要は「体のグラつきを抑え、痛みのブレーキをかける自動スイッチ」のようなもの。
このPMRFは、主に同じ側の体(右のPMRFは右半身、左のPMRFは左半身)をコントロールしています。
-
無意識の体幹サポート:動こうとした瞬間に、反射的に同じ側の体をグラつかないよう固定する。
-
痛みの抑制機能:過剰な痛み信号を感じないよう、ブレーキをかける。
PMRFの機能に左右差が生まれている
ストレスや過去のケガ、姿勢の偏りなどで「片側のPMRF」の機能が低下してしまうと、以下のような状態が起こります。
-
片側だけ安定しなくなる:動き出すたびに片側だけ無意識のサポートが働かず、特定の筋肉や関節に毎回負担がかかる。
-
片側だけ痛みに過敏になる:痛みを抑えるブレーキが効きにくくなり、同じ側ばかり強く痛みを感じてしまう。
③ボディマップとのつながり
PMRFの低下が「ボディマップ(脳の設計図)」を狂わせる
PMRFの働きが弱まり、片側ばかりに負担や痛みがかかり続けると、脳の中にある「体の設計図(ボディマップ)」にも異変が起きます。
脳は「正しく使えていない側」の情報を上手に処理できなくなり、マップがぼやけたり、実際の体の位置とズレが生じたりするのです。
つまり「PMRFの機能低下(片側の不安定・痛みブレーキ機能オフ)」
↓
「ボディマップのズレ(脳が片側の正しい使い方を忘れる)」
↓
「さらに同じ側へ負担が集中する」
という片側不調の悪循環に陥ってしまいます。
④ 対処法:簡単なセルフケア
片側不調をリセット!PMRFとボディマップを整えるケア
単に固まった筋肉をほぐすだけでなく、脳と神経系(PMRF・ボディマップ)に正しい刺激を入れることが根本改善への近道です。
1.感覚刺激で脳幹・マップを活性化(トントン療法)
意外かもしれませんが調子のよい側(痛みが出ていない側)の関節や皮膚を、手のひらでトントンと軽く叩いたり擦ったりします。その刺激は脳内で反対側で処理され、結果的に痛みが出ている側のPMRFを刺激し、姿勢安定機能や疼痛抑制機能を活性化させます。
優しい触覚刺激がPMRFや脳の治癒過程を直接呼び覚まします。
2.ゆっくりとした前庭・体幹エクササイズ
頭を固定したまま目線だけを動かすトレーニングや、鏡を見ながら片足立ちでバランスを取る練習を行います。前庭感覚(平衡感覚)を刺激することで、PMRFの反射的な安定スイッチが入りやすくなります。
3.指を見ながらゆっくり動かす(視覚との統合)
安定した場所に立ち、左右の動きの違いを確認しながらゆっくりと指の動きを目で追わせる体操を行います。 目で見ながら動かすことで、「実際の目と体の動き」と「脳幹の機能」を修正していきます。
4.あえて「苦手な側」を意識して使う
日常生活で、上手に使えていない側を積極的に動かしたり(歯磨きを非利き手側で行う)、立っているときに体重を左右交互にかけてみたり、反対の動きをしてみると(前歩きを後ろ歩きに)、脳内で新しい運動回路が出来上がります。既存の運動パターンを抑えて、新しい動きを取り入れる事がボディマップや脳幹の機能改善につながります。
⑤施術・運動によるアプローチ
「今の自分の現状を知りたい」
「自分ではどこが上手く機能していないのか分からない」
「おそらく長年のクセで左右差がある」
という心配や悩みをお持ちの方は一度ご連絡下さい。
みずの整骨院では開院以来、常に体全体の連動性や脳のボディマップのズレに着目した施術を行っています。最終的には自分の身体が自分自身を治していくという自然治癒の考えに行きつく事を大切にしています。
ボディマップが整い、脳が正しい体の使い方を思い出せるようサポートいたします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


