みずの整骨院はどんな治療をするところですか?エピソード1

2022.04.27 カテゴリー:

みなさんこんにちは、いつもみずの整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。

今回は当院の治療法について、数回にわたってご説明していきます。


当院の治療の考え方

1-1 人間に備わっている自然治癒力を高める
1-2 自律神経を整える
1-3 背骨の状態を整える
1-4 生活習慣を整える

大きく分けると大体こんな感じです
少し細かく説明していきます

1-1 人間に備わっている自然治癒力を高める

普段風邪をひいたりケガをした場合に、体は様々な反応をします。
体内の熱を上げ細菌やウイルスと戦うための状態を整えます。
患部に血液やリンパ液、血小板などを送りこみ治癒過程を進めてくれます。

薬やシップ、点滴などは直接ケガや病気を治すものではなく、治癒過程で起こる様々な反応を軽くしたり、抑える事で症状を和らげているのです。
人間には生まれながらにして自己治癒が出来る能力を備えています。
それが自然治癒力と呼ばれるものです。

当院の治療はこの自然治癒力を高める事を主に行っております。

1-2 自律神経を整える

人間の身体は神経によってコントロールされています。
感覚神経や運動神経、そして自律神経。
この自律神経は交感神経と副交感神経から成り、無意識に働いています。

交感神経は主に活動時に働く神経です。
心拍や脈拍を上げて筋活動を活発にしてくれます。
物事に集中したり、高度な作業をするときはこの神経が優位に働くことが多いです。
一方、副交感神経が働くときは体や脳を休める時です。
人間が寝ているときはこの神経が優位に働くことで、組織の修復や免疫力を高めたりしています。
この両者のバランスが崩れると体をうまくコントロールすることが出来なくなります。

昨今の私たちを取り巻く環境は、モノや情報、さまざまなルールが多くなり、常に周りに気を配り、緊張することが増えてきています。
そのような状態が長く続くと、高血圧や高血糖状態を招き、心臓や血管に負担がかかってきます。人によっては過食や運動不足が重なり生活習慣が乱れてくる方もいます。

原因のはっきりしない、長期に渡る体の不調はこの自律神経のバランスが崩れている可能性が高いです。交感神経・副交感神経のどちらも大切な神経ですが、過剰に働きすぎている場合は体に悪影響が出てきます。
当院はこの自律神経をうまく整え、交感神経を抑え副交感神経の状態を優位にさせる事に重きを置いています。
その結果自然治癒の過程が進み身体や脳の機能が改善されることが増えてきます。

1-3 背骨の状態を整える

人間の背骨は横から見ると軽いS字カーブをしています。
このカーブがあることで、姿勢が上手く保たれ、重力に耐えうる構造を作ってくれています。
背骨は上下に椎体と呼ばれる骨を組み合わせて中心を空洞にすることで、中に脊髄と呼ばれる神経を入れる事ができます。
背骨の構造が良好であれば中に入っている神経も圧迫される心配がなくなります。

治療において背骨のカーブ構造を維持させる事は、姿勢の保持と神経の保護を両立させる事になります。
適度な刺激を伝える事で背骨は本来の位置に戻ろうとします。
人間の脳は自分の関節の位置や筋肉の緊張状態を覚えており、適切な治療が行われれば元の位置に戻すことが出来ます。

治療の前には背骨のレントゲンを撮ることを勧めております。
治療ポイントの選定だけでなく、奇形や治療対象外の構造かどうかを決定するために必要な行為です。
また、長期で治療経過を確認する時にも有効な手段であります。

1-4 生活習慣を整える

治療を通して身体が良い状態になったとしても、毎日の生活習慣が悪いとそれを維持することが難しくなってきます。
特に重要なのが睡眠です。
人にはそれぞれ適した睡眠時間があります、基本的には子供は長く眠り、大人になるにつれて徐々に短くなることが多いです。
寝つきが悪かったり、睡眠の途中で起きてしまったりすることが続いている人は睡眠の質が良くないです。
組織の修復や疲労の回復、免疫力を高めるためには質の良い睡眠が必要です。

質の良い睡眠の為には日中の身体的な活動量を増やし、夜との温度差を作ることがポイントです。日中に体や脳の温度を上げると、その分夜の体内温度が下がることが知られています。この温度差のおかげで人間はより深い睡眠を摂ることが出来ます。
また、寝る3時間前に夕飯を食べ終えていると内臓での消化吸収作業が一段落しているため睡眠の導入をスムーズにしてくれます。くれぐれも食べてすぐに寝るという生活は控えた方がいいです。

運動においては適度な有酸素運動(ウォーキング、ラジオ体操)や少し心拍を上げるような運動(スクワット、腕立て、体幹運動)が良いです。
特別身体を鍛える場合を除き、過剰な負荷をかけるトレーニングはかえって睡眠の質を下げてしまいます。翌日に強い筋肉痛が出るほどの運動はそこまで必要ありません。
それよりも少し物足りないけど毎日出来るレベルの運動を続ける方が体にとっては良い睡眠が摂れます。

食事においては食べ過ぎに注意して、一日に2~3食(成長期を除き間食は極力控えます)を基本とします。
和食中心で野菜や発酵食品、果物などを取ることで生きた食物酵素を体内に取り入れれることが出来ます。高温で調理したものは消化吸収により多くのエネルギーを使い、体内を酸化させます。過度な味付けや偏った取り方は味覚を麻痺させますので、できれば自然に近い状態の物を摂ることが必要です。
アルコールやカフェインは中枢神経に働きかけ、依存性が高いのであくまで嗜好品としての位置づけにするべきです。
少し食事に気を遣う事で消化吸収が楽になり、排泄もスムーズになってきます。

生活習慣は年齢や仕事などで一概に統一することは難しいですが、ベースとなる考え方を身に付けて頂くようにその人に合ったアドバイスをさせて頂いております。

今回は治療の基本となる考え方を分かりやすく説明してみました。
次回以降では施術におけるポイントを解説していきます。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

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